夏場の汗をよくかく時期や、春先などの頭皮に痒みを感じやすくなる時期。
汗をしっかりと洗い流すためであったり、痒みを防ぐためと思って、ゴシゴシと必要以上に力を入れて髪や頭皮を洗っていませんか?
また、フケが出やすいからといって、一日に何度も髪を洗ったり、頭皮を洗う専用のブラシを使って洗ったりしていませんか?
実は、これらのケアは間違った方法で、頭皮を乾燥させてしまい、痒みやフケなどの症状をより悪化させてしまう原因になっているのです。
まず、汚れを落としたいからといって、力を入れてゴシゴシ洗ったり、爪を立てて洗ったり、頭皮用のブラシを使用したりしている方。
ゴシゴシ洗うということは、考えている以上に頭皮に刺激を与えています。
頭皮に負担をかけることで、炎症を起こしたり、余計に痒みがひどくなったりしてしまうことになるので、今すぐに止めてください。
また、夏場などに多いと思うのですが、1日に2回以上シャンプーをするというのは、洗いすぎになってしまいます。
頭皮の皮脂というのは、悪いものばかりではなく、頭皮を外部の刺激から守ったり、空から注がれる紫外線から守ったりする働きを持っています。
そのため、皮脂が取れすぎてしまうと、そういった頭皮の防御機能や免疫力が低下してしまい、トラブルの原因になってしまったり、健康な髪が作られなくなってしまうのです。
そして過剰に取り除かれた皮脂を補おうとして、頭皮はこれまで以上に多くの皮脂を分泌しようとするため、より頭皮が油っぽくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
皮脂の取れすぎというのは、シャンプーの回数だけが原因ではなく、シャンプーするときのお湯の温度も関係します。
油というのは、お湯で落ちやすいものであるため、熱めのお湯でシャンプーを洗い流してしまうと、頭皮の皮脂も過剰に落ちてしまうのです。
適正温度は38度前後の、ちょっとぬるいかな?と感じる程度です。
このお湯の温度というのは、意外と皆さん気付かれていないことが多いので、今日からシャワーの温度を気にしてみてください。