テレビや雑誌で、頭皮ケアの重要性が語られる機会が増えてきたせいか、ドラッグストアなどへ行くと、男女ともにスカルプケア商品が多く陳列されているところを見かけることが増えてきました。
それだけ消費者も、頭皮ケアに対して意識を持ち始めたということで、良い傾向ではあるのですが、思いこみや誤った情報を鵜呑みにしてしまい、間違った頭皮ケアをしている人も少なくないようです。
今一度、自分の頭皮ケアの方法を見直し、正しい頭皮ケアを学びましょう。
まず、とにかく頭皮を清潔にしたいという思いから、洗い過ぎてしまっている方がいます。
朝晩2回シャンプーをしていたり、頭皮専用ブラシで頭皮の汚れをかき出そうとしたり、洗浄成分の強いシャンプーを使用したり・・・
これらは全て、頭皮の皮脂を過剰に摂り過ぎてしまうために、頭皮にとっては良くないことなのです。
頭皮の皮脂というのは悪いばかりではありません。
頭皮を保湿したり、外部からの刺激から守ったりする働きをしているため、その皮脂を全て取り除いてしまうことで、頭皮のバリア機能が失われてしまいます。
すると、頭皮や髪にダメージを受けやすくなってしまったり、失われた皮脂を補おうとして頭皮がより多くの皮脂を分泌してしまったりするので、結果悪循環となってしまうのです。
また、ゴシゴシと強く力を入れて洗ったり、頭皮用のブラシを使用することで、頭皮に傷がついて炎症を起こしたりとトラブルの原因にもなります。
ですから、必要な潤いを残して余分な汚れだけを除去できるようなシャンプーを使用し、頭皮用ブラシは使用せず、指の腹で優しくシャンプーすることをオススメします。
シャンプーするときのお湯の温度も実は非常に重要で、脂というのは熱いお湯を使うことで落ちやすい性質を持っています。
そのため、熱いお湯で髪を洗い流してしまうと、これも皮脂を過剰に取り過ぎてしまい、皮脂の乾燥やトラブルを招いてしまうのです。
適温と言われているのは38度前後の少しぬるめの温度です。
意外とシャンプーするときのお湯の温度を気にしていない人が多いため、頭皮トラブルに悩まされている人は、一度いつものシャワーの温度を気にしてみてください。
こちらには育毛シャンプー比較や使い方について詳しく掲載されています。